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小さなおもいで

昔コロボックルの世界を描いた童話が好きだった。
誰も知らない小さな国と称された小さな国で起こるできごとは
どこにでもある様でない様で、不思議な感覚になる話ばかり
次から次へと時間も忘れて読みながら
挿絵の中の町の様子にずんずん引き込まれていった。

大人になってドイツに行った時
どこかで見たことある風景だと思い、
その本の挿絵によく似ていると気がついて嬉しかった。
懐かしい風景を見るような気持ちでスケッチをし
いつまでも立ち去りがたかったのを思い出す。

German-house (2.5x5cm)