亡くなった奥様の
丹精込めたお庭のお茶花を描いて欲しい
人づてにそう頼まれ
たくさんの花の名前を預かり
一つ一つの花の名前を確認したり、
由来を調べたり
手元にスケッチのあるものはそれを見ながら
仕上げていきます。
家の周りは地理的にも山野草が多いうえ
ご近所の庭先の花はお茶花も多く
馴染みのあるものがほとんどです
お茶花はその時手に入る最高のものを
お客様に用意する「こころ」で
季節をあらわすもの、
お客様に由来のあるもの、
丹精してやっと咲いたものなど、
花の珍しさ、美しさのみでなく、
それにまつわる物語、
そこから始まる対話が大切なのだと以前聞きました。
この花達が咲く庭を
手入れされる旦那様が
ご友人と奥様を想いながら
ご友人にお話しされる、
そしてそこから新しい思い出が
加えられていくのでしょう。
